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ミラボー橋 フランス語の響き


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ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ われらの恋が流れる・・・
詩人アポリネールの詩、「ミラボー橋」の最初の一節。
画家マリー・ローランサンとの恋の終わりを歌ったこの詩を、フランス語の授業で習いました。
恥ずかしながらこの詩のことは知らなかったけれど、最初の一節だけは以前に聞いたことがありました。

このミラボー橋は我が家から歩いて15分足らずのところにあります。アレクサンドル3世橋ほどではないけれど、なかなか装飾的。色もきれいです。この橋は1896年に完成しました。
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橋の上からエッフェル塔が見えます。エッフェル塔が完成したのは1889年。アポリネールとローランサンはここから一緒にエッフェル塔を見たのでしょうか。なんだか奇妙な塔ができたなと思っていたかもしれませんね。
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16区側の橋のたもとには、あの詩の始めの一節のレリーフがありました。
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車の往来はあるものの、観光名所というほどではないので静かで穏やかな場所。このように文化人のゆかりの場所、絵や文学作品の舞台となった場所を巡るのもパリ散策の楽しみの一つです。

さてフランス語の授業では、一人ずつ「ミラボー橋」の詩を暗唱しました。結構長い詩なので覚えるのが大変だったけれど、フランス語はなんて美しい言語なのだろうとあらためて思いました。フランス語は音楽にしばしば例えられますが、これが外国人泣かせ。音楽が流れるように話すのは難しいし、一語ずつ切って話してしまうと通じない・・・専門的なことは分かりませんが、ドイツ語を話すときは自然とかなりお腹から息を出してはっきりと発音しているようです。その癖がフランス語で出るらしく、先生からはもっと柔らかく話してねと言われてしまいます(笑)


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by kirmes327 | 2016-02-06 08:19 | Paris